SES4.5 GOKISO ホイール組み

ホイール 作業日報

こんばんは。

ENVE SES4.5 と GOKISO クライマーハブ S-specの特注品 をお持込でホイールを組みました。


画像は作業後。
フロントラジアル組
リアDS イタリアン4本組
リアNDS イタリアン6本組 結線有り
スポークは全てCX-Rayのシルバーで
前後で1804gです。

ENVEのリムはサイズでみるとARPホイールのリムと大体同じくらいの重量でかなり軽い部類なのですが、フロント48/27mmのリア56/25mm、全CX-Rayの20/24Hで1800gオーバーになってしまうのはGOKISOハブがとにかく重いのが理由です。

クライマーSのカタログ重量はフロント202g リア401gですが、こちらのハブは実測でフロント200.0g リア397.7gと前後共カタログ値よりもやや軽いです。
しかし、ロード用ハブ界隈では最重量級であったところのDURA9000ハブ前後分よりも、クライマーSのリアのみの方が10gも重いです。


特注品のピンクゴキソです。一体おいくらになるのでしょう…。
何度見ても慣れないフランジ幅の狭さですが、フランジ幅が狭くてPCDは広いのでNDSのスポークテンション自体は他のハブよりも高くできるので、使用に伴う振れは出にくいのかなとは思います。

重さもぶっ飛んでるゴキソですが、回転性能もやはり異常です。
組む前のハブ単体の状態で回転させると、通常のハブは遠心力が働かないのとベアリングのグリスの抵抗があり一回転もしないモノなのですが、ゴキソはハブ単体でも軽く20回転くらいはしていました。

この回転性能は魅力的ではありますが、いくら駆動の中心部分で重さの影響を受け辛い箇所とは言え、前後で600g(ARPホイールの2倍ちょい)となると、フランジ設計の悪さも相まってロードレースやクリテリウムでの使用にはどうにも向かないかと思います。

しかし、トライアスロンや平坦メインのTTなどにはかなり良さ気で、GOKISOハブにZIPPリムで組めば戦闘力は高そうです。