Rapid TEK BSTカーボンホイール

オートバイ 作業日報

こんばんは。

丁度コロナが騒がれ始めた頃に注文していたBSTホイールのラピッドテックがやっとこさ届きました。


BSTの国内カタログにはラピッドテックのラインナップに’17 YZF-R6はありませんが、問い合わせたところ本国では対応可能だそうです。

恐らくカタログラインナップの無い他車種も大体対応可能ではないかと思われます。


カーボン柄は3K綾織りで、オプションでレッドやグリーン等のカラードカーボンも選択できるそうです。
ウチのR6はマットブラックなので、それに合わせてツヤ消しブラックにしました。


リム外周は飾り気の無い感じです。


JWL公認なので公道走行可能です。
スプロケットホルダーとバルブは付属されていて、更にオプションでセラミックベアリングも選択可能だそうです。

しかし、なぜこんなタイミングで250ccの新車が買えてしまう程の高級ホイールを購入したかと言いますと、街乗り用とサーキット用でタイヤを使い分けるのに、一々組み替えるのが面倒なので、サーキット用に軽量ホイールを買おうかなと思ったのがキッカケです。

最初は比較的安価なゲイルスピードやOZレーシングのアルミあたりを検討していたのですが、国内在庫は無くコロナの影響で製造がいつになるか分からないとの事でした。

続いてBITO R&DさんのJBパワーは国内製造なので期待を持って問い合わせましたが、現状’17 R6のラインナップが無いので、まず対応可能かどうか純正ホイールと周辺パーツを預かり採寸させて欲しいとの事でした。

1週間程度でしたら預けるのは全然構いませんし、製品ラインナップを増やすお手伝いが出来る事には吝かではなかったのですが、取り敢えず各部を採寸し対応可能かどうかの結果が出るのに1ヶ月程度、対応可能な場合はそこから製造するので納期は更に掛かるとの事でした。

丁度ミニバイクの方も入院しているタイミングだったので、R6の純正ホイールを預けてしまうとその間は丸々オートバイに乗れなくなってしまうワケで、1ヶ月以上預けるというのがちょっと厳しいかったです。

取り敢えずBITOさんも検討しつつ他のメーカーを探す事にしまして、最初は20万円台くらいで探していたけれど、コロナで先行き不透明な状態というのもあり基本的にはどのメーカーの代理店さんも現時点での注文依頼に消極的な感じでした。

仕方が無いのでこのくらいまでなら…と徐々に予算の上限が上がってゆき、色々と物色していくウチに感覚が麻痺し、最終的にマルケジーニを通り過ぎてBSTまで行き着いてしまいました。

BST正規代理店のマジカルレーシングさんは、納期は遅れる可能性はあるけれど受注は可能との事で、今まで問い合わせた中で1番積極的な商談をして頂けました。

国内カタログに無くても対応可能という事で、そのままの流れで見た目的に1番気に入ったラピッドテックをオーダーしました。

当初はサーキット用の方を軽量ホイールにしようと考えていたのですが、破損リスクや見た目が気に入っているという事を考慮し、更に折角の公道走行可能モデルというのも有りラピッドテックを街乗り用にしました。


各取り付けネジとABSローターセンサーは純正部品を取り寄せましたが、現行のR6のフロント周りは現行のR1と共通で、リア周りは旧型R6とほぼ共通?なので前後でABSローターセンサーの型番が異なります。

因みにフロントの方が小さいのに金額は倍になります。



ガラスコーティングを施工した後タイヤを組んで、スプロケット・ブレーキローター・ABSローターセンサーを取り付けます。


フロントブレーキローターはサンスタープレミアムレーシングの5.5mmにしました。純正は5mmです。


バランス取りをしまして


ホイール交換


フロント取り付け後。


リア取り付け後。

取り付け後の見た目はこんな感じになりますが、フロントダブルディスクでスイングアームが通常の両持ちタイプだと、ブレーキローターやらスプロケットやらで隠れてしまうので、ホイールはぶっちゃけそこまで目立ちません。

走った感じとしては純正と比べてバネ下重量がかなり軽くなった為だと思われますが、倒し込みのスピードがめちゃ早くなったというか、まるでミニバイクの様にパタンパタンと簡単にバンクする様になった感じがします。

まるで車体全体が軽くなったかの様な感覚です。

まだ200km/h以上は出していませんので、それ以上の領域ではどう影響が出るかは不明ですが、現時点では特に直進安定性が損なわれた様な感じもありません。

ブレーキコントロールがし易くなった感じがするのは恐らくブレーキローターを5.5mmにした事による恩恵かと思われます。

私としてはかなり満足度は高いのですが、人にオススメできるかと云われると微妙なところです。

とにかく価格が高過ぎですので、コストパフォーマンスとしては相当低いと思います。

バンクや切り返しの軽さ等は、ラピッドテックの半額以下のアルミ鍛造ホイール等でも、純正ホイールからの交換なら充分に体感出来るかと思いますし、見た目のインパクトとしても、例えばそこら辺の停めておいても気付く人はかなり少ないかと思います。

そんな事はどうでもいいから気になって気になって仕方が無いという方は、とても良いモノですのでご購入をオススメします。