Fender CS Stratocaster PU交換とブレンダー配線

作業日報 楽器

こんばんは。

カスタムショップ製ストラトのピックアップ交換と、ついでにブレンダー配線なるモノを行いました。


画像は作業後。


こちらのネックはラージヘッドですが


4点止めという、1966年〜1969年の仕様です。

ローズ指板ではありますが、4点止めのラージヘッドを見るとジミヘンっぽくてイケてます。


カスタムショップ製です。


ベアナックルのマザーズミルクというピックアップとポットとコンデンサー類をお持ち込み頂きまして、ピックアップの交換とブレンダー配線を施しました。

ブレンダーというのは、トーンポットの1つをブレンダーとして使い、5wayセレクタースイッチをフロントかブリッジポジションでブレンダーポットを絞っていくと、徐々にセンターピックアップを直列でブレンドしてハムバッカー風なサウンドに出来るという代物です。

で、配線図を上げてくれているサイトではブレンダーポットを逆に開けていくとスペシャルトーンになると解説されています。

絞り方向の直列ブレンドでは音が相当太くなりますが、高域がゴッソリ削られます。

スペシャルトーンはハイパスフィルターを通るので、掛けてゆく程に高域が目立つ感じになります。
因みにハーフポジションでは並列フェイズアウトになりますので、ピーターグリーンぽい音も作れるかもしれません。

やはり、そのまんまハムの音にはなりません。

あくまでハムバッカー”風”であり、ピーターグリーン”ぽい”サウンドです。

しかしサウンド変化の幅が広く、ちょろっと弾いただけでも使えそうな音がチラホラありまして、ハム云々は置いておいて非常に面白いです。

ブレンダーポットをオフ(メモリ5くらい)にすれば普通にいつもの3シングルとしても使えますので、ストラト1本で色々やりたいという方にはオススメかもしれません。

今回施した配線は、ターボブレンダーというキットで売られているモノはまた少し違う様です。


因みにボディは1Pホワイトアッシュで、シースルーレッドだそうです。
ワイルドな木目でイケてます。