こんばんは。
今回はゾンダ C15のスポーク交換を致しました。
ここ数日忙しくさせて頂いていた為、前回の更新から少し空いてしまいましたがこちらは4/6の作業となります。
完組ホイールの組み換え例2で記載した通り、当店ではゾンダの中古リムと中古スポークが沢山余っています。
何故なのか理由は分かりませんが、ARP-40G3などを組んだりするとストックが増えてゆきます。不思議ですね。
こちらのお客様は一瞬だけスーパーの駐輪場に停めて、買い物から戻り走り出したら、フロントが軽くシュータッチしていたので不審に思い確認したところスポークが1本くの字になっていたそうです。
恐らくママチャリのスタンドとかをそこそこの勢いでぶつけられたのだと思われる傷が付いていますが、画像では確認し辛いですね。
リムの方は特に問題も無く、曲がっていたスポークもこの1本だけでした。
かなりピンポイントにヒットされた様ですが、ゾンダのフロント16Hという少ないスポーク数が幸いしたのかもしれません。
玉当たり調整と振れ取りとセンター出しをして、バランス取りを行いました。
近頃バランス取りについてを読まれ、必要性を理解して頂いた方からバランス取りをご依頼される事が増えまして、大変喜ばしく思っております。
このブログは文字が多くて長い上に知らない用語が多いし、それについての解説も殆どしないので理解が追い付かないという方もいらっしゃるとは思いますが、その辺は私なりになるべく分かり易い表現をする様に心掛けて参りますのでご容赦ください。
で、縦振れの確認の為タイヤを剥がしたのですが最初はチューブレスで使用されている事に気付かず、危うくシーラントをぶち撒けるところでした。
空気を抜いた際、人差し指にほんの少しだけ水気を感じましたがまだ気付かず、タイヤのビードを落としてる途中でバルブナットがチューブレス用だと言う事に気が付き、事無きを得ました。
もう一息ビードを押していたら手も床もシーラント塗れになっていたところでした。
諸々の確認を怠りクリンチャーだと決め付けて作業を進めていた私が悪いのですが、どうしてもまだまだ絶対数が少ない事もあり、チューブレスの存在を失念している場合もありますので、チューブレス(レディ)でシーラントを入れている方は作業の前に申告して頂けるととても助かります。
因みにバランス取りはシーラントが入っていない状態で施工する必要があります。
こちらのお客様はゾンダのリムが破損したタイミングで、カーボンリムでリメイクしようと考えているそうで、今回の件でリムの破損を期待していたそうですが、もうしばらくアルミのままご使用頂く事となりました。笑