Shamal Mille スポーク交換と調整

ホイール 作業日報

こんばんは。

今回はシャマル ミレのスポーク交換を行いました。

走行中ホイールとスプロケの間にチェーンが落ちてしまったそうで、DSスポークをゴッソリ破損しています。

1セット分のスペアスポークをご持参頂きまして、破損しているスポークのみ交換する事となりました。


画像は作業後。


破損したスポーク10本です。
ひん曲がったモノ、ガリ傷のモノ、ニップルが固着しているのを無理に回して捻れてしまっているモノです。

捻れているのは私が指摘するまで気付いていなかったそうですが、以前持ち主のお友達に振れ取りをしてもらったそうなので、そのお友達がやらかした可能性が高いです。

ニップルの固着はどうしようもない場合もあるので、当店では手応え的にヤバそうな場合は、「たぶんスポークが捻れると思いますが、このまま強行してみて捻れたら交換する」というのをご提案させて頂き、交換部品を用意出来ない場合などはお断りさせて頂くという感じで対処させて頂いております。

特にカンパとシマノの完組では強力なニップルプレップを使用しているようで、ガッツリ固まってどうにもならないのが結構あります。

もしご自身で振れ取りをされていて、そういうのに遭遇した場合は無理に回さず、軽微な振れなら見逃しても良いかと思います。

勿論、そのせいでテンションを張れなかったり振れが取れない場合は交換が必要です。

折角なので、フロントの振れ取りと玉当たり調整も行いました。

そして、フリーボディを止めているナット(逆ネジのヤツ)が緩んでいました。
カンパ系ホイールではこのナットが緩んでる率が中々高いので、所有されている方はご確認をオススメします。