Vitus Vitesse Evo と RR-50 の調整

ホイール 作業日報

こんばんは。

wiggleのVitusというオリジナルブランドの Vitesse Evoというフレームのヘッドガタ付きと、こちらもWiggleブランドのPrime RR-50というホイールを調整しました。

画像は撮り忘れました。

今回のプライムホイールは首折れスポークを使用したモデルでしたが、こちらもNDS非接触組みのDS接触組みという組み方でした。
まさか首折れスポークでもNDS非接触を貫いているとは思いませんでした。

#14のバテッドスポークで、リアDSのテンションは130kgf近くまで張られていました。
50mmハイトに14バテッドでここまで張ってるならそこそこ硬そうな気もしますが、NDS非接触なので横剛性は高くない様です。

フロントも同じ仕様でしたが、スポークテンションは100-110kgfでした。
50mmハイトだとリム剛性が高いからテンション張り過ぎると跳ねちゃうので抑え目にしたいけど、テンション抑え目にすると首折れ14バテッド20Hラジアル組みだと、ハンドルを振った際にシュータッチし易いというジレンマが生まれます。

こちらのお客様は競技志向ではない為、そんなにシュータッチする様な乗り方はしないとの事でリアも組み換えはせず、フロントはノータッチです。

ホイールは1年程乗りっぱなしだったそうで、リアのセンターがDSへ0.8mmほどズレていましたが、これは恐らく経年変化によるモノだと思われます。
他は微細な振れ程度で状態は良好でした。

 

ヘッドのガタについては、プレッシャーアンカーの締め付けが甘かったのが原因でした。
ガタが大きい状態で暫く走行してしまったそうで、フォークコラムに割りとシッカリ目にクラックが入ってしまっていました。

クラックの場所的に、プレッシャーアンカーとステムで両方向から抑え付けるカタチになるので、今すぐにヘシ折れるという危険性は低いというのもあり、買い替えを検討しつつ様子見されるそうです。

 

因みにこちらのお客様は珍しく当店から非常に近隣にお住まいだそうです。

私としては、開業当初はやはりご近所ローディーをメインターゲットと考えていたのですが、実際にご来店頂く地域層としては県内25km前後辺りの方が圧倒的に多く、次いで県外50-80kmといった感じで、わざわざ遠方からお越し頂けるのは非常に嬉しい反面、何か申し訳ない気持ちにもなります。

そして極少数のご近所さんは主にママチャリのパンク修理というのが現状で、周辺の大通りを走っているローディーさん方にアピールしてゆくにはどうしたらよいモノか…。