ARP-R40TL SL を組みました。

ホイール 作業日報

こんばんは。

ARP-R40TL SLを組みました。


画像は作業後。

前後で1372gと参考値よりも13g軽く仕上がりました。

近頃、現行ARPホイールのモデル名についてご質問頂く事が重なった為こちらでもご説明させて頂きます。
※2022.2.9変更あり

今回のARP-R40TL SLの場合、
R:リムブレーキ
40:40mmハイト
TL:チューブレス
SL:軽量ステンレススポーク
といった感じで、

これが例えばARP-D50TU Tiとかの場合は、
D:ディスクブレーキ
50:50mmハイト
TU:チューブラー
Ti:チタンスポーク
となります。

タイヤタイプはTUとTL(CL兼用)の2種。
ブレーキタイプはRとDの2種。
スポークは
SL (Stainless Light) 軽量ステンレススポーク
SH (Stainless Heavy) 高比重ステンレススポーク
Ti (Titanium) チタンスポーク
CS (Carbon Spoke) カーボンスポーク
の4種になります。

今回組んだホイールのご紹介に戻ります。


ブレーキ面の加工はちゃんと注文通りのドットタイプです。


勿論リムテープ不要です。


因みに今回からリムのプレッシャーテストを行っております。
組む前のリムにタイヤをセットし「オラオラ!おめぇにこれが耐えられんのか?シュッシュッシュッ」と(空気)圧を掛けてゆきます。

私は入荷したリムに対して高圧的な態度で接していましたが、(リムが破損しないかと)ビビっているのはむしろ私の方で、リムの方は終始涼しい顔をしていました。

たまに周囲に対して威張り散らしている人を見掛けますが、そういった方も何かに怯えているだのかもしれませんね。

 

はい。

 

こちらのお客様は、まだご自身がどんな乗り味のホイールを好むのか把握されていないとの事で、段階的にスポークテンションを調整して好みの硬さを探ってゆきます。

こういった場合、まずは体重的や出力を考慮して、シュータッチしないくらいの軟らか目スタートが基本になります。

今回は使用者のプロフィールや性格、用途的に重視するポイントやヒルクライムレースのタイムなど、情報が豊富なので大体この辺に落ち着くだろうなという目星は付いています(が、乗り味は好みは個人差が大きいので推測値が大ハズレする事も往々にしてあります)。

納品の際にタイヤをお持ち込み頂いてバランス取りも施工する予定です。

現在ARPホイールの納期はチタンスポークモデルは2-3ヵ月程度、それ以外のモデルは1-2ヵ月程度となっておりまして、チタンスポーク以外のモデルでは注文から入荷までに1番時間を要するのがリムなのですが、コロナ騒動が徐々に落ち着きつつあるのか、少しずつ入荷が早まってきている印象です。

今回はオーダー頂いてからパーツが全て入荷するまで6週間掛かりましたが、中秋節と国慶節をモロに跨いだ上での6週間なので、もうタイミングによっては一月くらいで入荷できちゃう事もあるかもしれません。