YZF-R6 ユーザー車検 構造変更

YZF-R6 作業日報

こんばんは。

少し前になりますが、R6の車検満了に合わせて構造変更をしてきました。
構造変更をする場合、その際に車検を取り直すカタチになるので、車検満了日に合わせないと勿体無い事になります。

私の住んでいる埼玉県には、

  • 埼玉運輸支局
  • 埼玉運輸支局 春日部自動車検査登録事務所
  • 埼玉運輸支局 熊谷自動車検査登録事務所
  • 埼玉運輸支局 所沢自動車検査登録事務所

と、4つの車検場がありまして、ただの継続車検の場合は自宅から一番近いところ、何なら県外の車検場でも車検を受けられますが、新規の車検や構造変更の場合は管轄の車検場でないと行えません。

私の場合、距離的に一番近いのは春日部事務所になりますが、管轄は埼玉運輸支局になりますので、ワザワザ埼玉運輸支局に出向く必要があります。

事前準備として車検証、納税証明書、自賠責証明書、12か月点検等の整備記録簿を用意します。

そしてWEBで車検場に予約を入れます。
車検満了日から1ヵ月前までの間で空いている日時を選択します。

検査で不合格になった場合、一旦検査ラインを通過し、不合格箇所を直してまた再検査を受けられるのですが、何度も検査ラインに並ぶ可能性があるので、なるべく午前中から予約した方が良いかと思います。

不合格内容によってはその場での対処ができない事もあるかと思いますが、その場合は日を改める事になります。

当然ですが車検満了日を過ぎてしまうと、自走で車検場に出向く事が出来なくなるので、満了日ギリギリではなく少なくとも2週間程度は余裕をもって予約した方が安全です。

で、予約した日時に車検場へ行きます。

車検場では基本、お役所的流れ作業というか、必要最低限の案内しかしてくれませんので、何か分からない事があったら検査員の方や窓口の方に遠慮なく聞きましょう。

尋ねればとても親切に説明してくれますし、並んでいるお客さんの中にもベテランの方がいらっしゃるハズなので、自分の前後の人に聞くのもアリです。

 

で、今回、検査を受ける前から通るかどうか怪しいところが2点ありまして、
1つは光軸です。

光軸はオートバイの車検で不合格率の高いモノの一つで、私の場合は新車時から光軸は弄っていなかったのですが、前後サスのプリロードやタイヤの銘柄を変更している為、高さ方向でズレてる可能性はあると覚悟していました。

ズレているとしたら正確な数値を見て、その結果から何の調整が光軸にどれくらい影響する(可能性がある)のか把握しておきたいので、今回は敢えてセルフでの調整は試みず、検証がてらそのままの状態で検査を受けてみます。

もう1つは、アクラポビッチのJMCA認可のスリップオンサイレンサーです。

JMCA認可なのに通らない可能性があるの?って感じですけれど、R6にはEXUPというヤマハの排気デバイスが付いていて、社外マフラーでこのEXUPに対応しているのはアクラくらいなモンで

アクラの取説通りに取り付けると、EXUPの弁の動き方が純正マフラーとは逆になってしまいます。

私は純正と同じように動いた方がいいだろうとアクラの取説とは異なる取り付け方をしました。

EXUPは2本のワイヤーで引っ張りッコして排気管の中にある弁を開閉するシステムです。

純正の場合、基本は弁が閉じていて、エンジンの回転が上がると徐々に弁が開いてゆきます。
低回転時は排気効率を下げて低速トルクを稼ぎ、高回転時は排気効率を上げてパワーを出す、といった目的です。

対してアクラの場合、取説通りに取り付けると、弁が純正の逆に動きます。
低回転時は弁が開いていて、回転が上がると弁が閉じていきます。

アクラが何故こうしているのか不明でしたが、以前JAMさんでR6にRapidbike Racingというサブコンとオートブリッパーを取り付けて頂いた際にこの事を相談させて頂いたところ、色々検証して頂ける事になりました。

結果として、アクラの取り付け方だとピークパワーは落ちるものの、7-9000回転くらいの時のトルクが上がるので、街乗りで使う領域でのパワーアップになるとの事でした。

このアクラのサイレンサーでEXUPを純正と同じ様に取り付けた場合はピークパワーが上がるそうなので、どちらで取り付けるかはメインで使う回転域に合わせて設定すればよいかと思います。
私はサーキットに行く際もマフラーはこのままなので、最初に取り付けた純正方式のままにしてあります。

長くなってしまいましたが、アクラはEXUPが純正とは逆に動く状態でJMCAの認証を取得したワケで、私はそれとは逆に取り付けている為、排気音量などで不合格になる可能性があるのではないかという不安があったのですが、結果としてサイレンサーは問題なく合格しました。

しかし、触媒は純正のままでヤマハの型番の刻印もあるのにも関わらず、それがユーロ4に対応しているかの確認を検査を中断して一旦事務所に持ち帰って調べるという融通の利かないしっかりとした対応をして頂きました。

最近のオートバイはゴッツい触媒が付いているので、サイレンサー部分は排気音等への影響が少ないのかもしれません。
それでもJMCAのマークが付いていないと車検は通らない様です。

 

で、サイレンサーは無事通過したものの、光軸で不合格になりました。案の定です。

車検場のすぐとなりにある整備工場で光軸調整をして頂いたところ、思いっきり右下側にズレていました。
上下方向だけでなく右にも大きくズレていたのは想定外です。

左右方向にズレる可能性がある調整やパーツの交換はしていないですし、まだ転倒したこともありません。

謎を呼んだだけで検証は全く適いませんでした。

もし通常走行の振動等で徐々に光軸がズレてしまうのでしたら構造的欠陥という可能性も有りますし、そういうもんだと受け入れるとしたら定期的に光軸調整を行う必要性が出てきます。

仮に新車時の車検は、民間車検場等で車両の検査のみ行ったあと、管轄の車検場に書類だけ提出して車検証を発行する、みたいな感じなのだとしたら、光軸はロクに検査もせず適当に合格数値を記載しただけで車検証を発行できるワケなので、有り得るのかもしれません。

しかし民間車検場は国の認証のもと車両検査を行っており、しっかりとした仕事をされているに決まっていますし、実際に新車時の車検がどういう風に取得されているかも知りませんので、上記はあくまで私の妄想です。

因みに光軸調整工賃は税込みで1100円でした。

その後は不合格箇所のみ再検査をして、お次は構造変更箇所の検査に移ります。

ダブルバブルのスクリーンに交換しているので実際は高くなっていますが、スクリーンは指定部品の為、全高にはカウントされませんので書類上は変化無しです。

フェンダーレス化もしていますが、全長は元々フロントタイヤの先端からリアタイヤの先端で計測されている様なので変化なしでした。

ただ、フェンダーレスにする場合、リフレクターを別途取り付ける必要が出てくる場合がありますので注意が必要です。

私が付けているリフレクターは見た目を損なわない様かなり細長いタイプにしていますが、面積的には車検適合になります。

ハンドルの振動を緩和させる目的でデカ長いバーエンドを付けているので、それの影響で全幅は変更になりました。
変動幅が4㎝以内なら構造変更なしでOKだそうです。

あとはシングルシート化による乗車定員の変更です。

タンデムステップも外してあります。

完全一人乗り仕様になりました。

ホイールはBSTのラピッドテックで、JWL認証品なので当然合格です。

ちらほら映り込んでいますが、サブコン、ラップタイマー、レバー、バックステップ、ETC、スライダー類などは付けっ放しでOKでした。

で、その後は何やかんやまた手続きを行いまして、新しい車検証が交付され、ナンバープレートの車検シールを貼替えて終了です。

今回の構造変更(車検)で掛かった費用は

  • 自賠責保険24ヵ月 9,680円
  • 検査登録印紙 400円
  • 審査証紙 1,600円
  • 重量税印紙 3,800円
  • 光軸調整工賃 1,100円

合計16,580円です。

何かまだ新しめな車両のせいか自賠責がめちゃ安いです。

何にせよ、これで完全車検対応マシーンになったので安心です。