CL50 Disc 調整

ホイール 作業日報

こんばんは。

CL50 Discをお持込頂きました。
スポークテンション増し締めのご依頼です。


画像は作業後。

元の状態としてはフロント横振れ+0.1mm/-0.2mm センターズレ無し。
リア横振れ+0.2mm/-0.1mm センターNDS方向へ0.1mmズレ(6.8bar)といった感じです。

こちらのお客様は体重61kgで、タイヤはコルサスピード25C(実測28.5mm-29mm)のチューブレスをご使用ですが、この条件で6.8barはさすがに入れ過ぎかと思います。

硬めの乗り味がお好みなので、CL50の基本特性が合わず、硬さを求めてどんどん空気圧を高くしていってしまった様です。

体重とタイヤの実測幅的には4.8barくらいが適性値となりますので、取り敢えず4.8barでの使用を想定して調整しました。

4.8barだと、調整前でもリアのセンターズレは無くなりました。
CL50 DiscはNDSの方がスポークテンションが高いので、空気圧の増減によりセンターがズレる方向が通常のホイールとは逆になります。

用途とライディングスタイル的にフロントを増し締めする必要性は無かった為、フロントは軽微な横振れを取るのみでした。

リアは段階的に増し締めを行い、都度周辺を試走して頂き、結局リムの上限値付近まで張りました。

調整後に頂いたフィードバックがとても的確で、調整の理屈等の理解も深く、テストライダーをお願いしたくなる様な資質をお持ちの方でしたが、お住まいがやや遠方の為、お声掛けはしないでおきました。