BORA ONE 35 CULT化と組み直し

ホイール 作業日報

こんばんは。

ボーラ35チューブラーのお預かりです。
カルト化と、可能であればもっと硬い乗り味にして欲しいとの事です。


画像は作業途中。

スポークテンション的にはもう少し張れるのですが、スポークのネジ山限界に達しているのが何本かあり、これ以上は増し締め出来ない状態でした。

なので方法としてはスポークを交換するか、今使っているスポークのネジ山を切り足すかの何れかになります。

通常は新品のスポークに交換する方が良いのですが、カルトベアリングを前後分買ったタイミングなので、なるべく費用を抑えたいとの事で、スポークにも特にダメージ等も無さそうだったのでネジ山を切り足す事となりました。

組み上がってから、もっと硬くしたいという場合はもうDS結線しかないので、今回は結線せずにお渡ししますが結線出来る様にDSは接触組みにしてあります。

接触組みで結線をせずに使用していると、スポーク同士が擦れて軋み音みたいなのが発生する可能性があり、特に黒いスポークだと発生し易くなります。

ギシギシ鳴ったら結線するか、もしくはそのまま乗る場合はスポークの交差部分にチェーンルブでも挿すと言うことでご了承頂いております。

因みにカンパ系の大半のハブは玉押しとスピンドルを外さないとスポーク交換が出来ないので、そのタイミングで一緒にカルト化などのベアリング交換をすれば工賃がいくらか安く抑えられます。

そしてこのホイールの持ち主の方は体重80kgでMAX出力も結構高いのでDS結線する確率高いかな〜と思っていたのですが、取り敢えず乗り味はかなりシャキッとしたので結線の必要は無さそうとの事でした。

異音も出ていないそうです。