FUJI Transonic Elite バラ完

作業日報

こんばんは。

今回はフジ トランソニックを組みました。


画像は作業後。


このトランソニックは以前も一度組んだ事がありますが、シートポストクランプやサドル固定ヤグラのシステムがとても良いですし、FDの直付台座の角度が調整出来る様になっていたり、フレーム自体にチェーンキャッチャーが付いていたりと、かなり整備性の面で優れたフレームです。


主要パーツはオルベアからヤドカリしました。

トランソニックは前後共にダイレクトマウントブレーキなのですが、リアブレーキは現行のBR-R8010-RSだと空力の為に設けられた突起物に干渉してしまいました。

そこだけはマイナス点です。

以前ウチで組んだ別のトランソニックでは、BR-R9110-RSを使用しましたが、干渉はしていなかったと思われます。
恐らくR9110とR8010では形状が若干違うのかもしれません。

何にせよ、一応現行ラインナップのフレームなのだからこの部分はすぐに変更した方が良いと思うのですが、メーカーは気付いているのかいないのか…。

因みにBR-9010-RSやBR-6810-RSでしたら問題無く取り付けられます。

お客様にはその事をお伝えして6810をご用意頂く事になったのですが、型落ちの為か国内に在庫のあるネットショップが無かったので、海外通販になり到着まで時間が掛かってしまうので、6810が届くまでR8010をちょい加工して使っておく事になりました。


取り付けボルトを長い物に変更して、スペーサーを噛ませました。

これで一応使えますが、これでは制動力が弱くなる事が考えられますし、ブレーキを掛けるとスペーサーの部分で撓って振動を起こしたりする可能性もありますので、あくまで応急的な処置になります。

あとはお渡しの際に軽く試乗して頂いて、トルクを掛けた状態での変速チェックとポジションの微調整を行います。