RP-38 リアハブ交換

ホイール 作業日報 組み換え

こんばんは。

PrimeというWiggleオリジナルブランドのRP-38というホイールのリアハブを破損させてしまったとの事でお預かりしました。


画像は作業後。


バラしたハブです。

ハブを分解洗浄しようとして強引にイったら、フリー側のシャフトが割れてしまったとの事ですが、イマイチどういう風にイくとこうなるのかちょっとイメージが湧きません。

因みにこのホイールですが、DSのスポークは接触組み(最終交差を編む・綾を取るという)ですが、何故かNDSは非接触組みです。

基本的に完組みホイールは綾を取っていない事が多いですし、綾を取るなら普通は両側取りそうなもんです。

両側タンジェント組みの11sハブなので狙いとしてNDSをシャッキリさせたいけれど、DSは硬くなり過ぎないようにしたいとかの場合はNDS接触組みのDS非接触組みというのなら分かりますが、DSのみ接触組みというのはメリットが見当たらないというか、ちょっと狙いが分からないというか、謎です。

因みにこのホイールのみがそうなっているという事ではなく、Primeのホイールは基本全てそう組まれているそうです。

チューブレス対応のカーボンリム、ハブはノバテック511/522のOEM、スポークは全てCX-Ray、で当時の金額は確か7万弱くらいだったそうで、パーツ構成として考えるとコスパは非常に高いですし、組み精度もそこまで酷くは無さそうなので、通勤用など普段使いには良いかもしれません。

今回はハブ交換という事でどうせ全バラしますし、乗り味的にはやはりちょっとヌルいとの事でしたのでNDSも綾を取って結線し、DSを高比重スポークに交換しました。

リムは38mmハイトの25mm幅で475gと結構重めで、更にニップルワッシャーが使用されています。
頑丈そうではありますが、やはりちょっと無駄に重いですし、Primeの標準仕様の組み方ではヌル過ぎるので競技等で使うにはちょっと不向きかと思います。