Racing ZERO C17 スポーク交換と調整

ホイール 作業日報

こんばんは。

レーゼロのスポーク交換でお持ち頂きました。


画像は作業後。

こちらのお客様は1年ちょっと前に、落車された際に振れがでてしまったとの事で一度ご来店頂いておりましたが、確認したところNDSのスポークが1本ひん曲がっていたのと、もう1本キズの付いてるスポークがあったので、その時は調整はせずスポーク交換の時に一緒にやった方が工賃的に抑えられるという事でノータッチでした。

しかしその後、お怪我も結構酷かったのもあり、落車の件でご家族からロード禁止令が出され暫く乗れなかったそうなのですが、最近やっと解禁され、替えのスポークをご用意の上ご来店頂きました。

で、いざ交換しようと取り掛かったものの、レーゼロやシャマルにはNDSフランジにカバーがありまして、それがトルクスネジ3本で留めているのですが、そのネジが1本だけ完全にキレイにナメてしまっている状態でした。

お話を伺ったところ、2年くらい前に上尾の個人ショップさんにてフリーボディの交換をされているそうです。

ご自身で整備をされた事はなく、レーゼロを新品購入されてからショップに預けたのは2年前の個人ショップさんでフリー交換と、1年前に当店で振れの点検のみだそうなので、その個人ショップさんでやらかした可能性が高いかと思われます。

幸いこのネジは鍋頭なので、一文字に切り込みを入れ、マイナスドライバーで外す事が出来ました。
ネジの画像は撮り忘れました。


で、やっとこさスポーク交換に辿り着けました。
3D的ににヒン曲がっていました。

交換したスポークとその両隣の調整でほぼ横振れは取れましたが、その状態でセンターがDSの方へ0.3mm程ズレていましたので調整しました。

ナメていたネジは現状、気を付ければ再利用できており、特に負荷が掛かるところでもないので、交換された方が良いけれど、別にこのまま使われても特に問題はないといった感じです。

今回はホイールのみのお持ち込みでしたが、車両の方に例のQRコードステッカーを貼って頂けるとの事です。
ありがとうございます。