CL50 組み換え

ホイール 作業日報 組み換え

こんばんは。

ROVAL CL50のスポークを軽量スポークに組み換えました。


画像は作業後。


分かり辛いですがエアロ形状になりました。

一応13.4gの軽量化です。

ついでにチューブレスセットアップとバランス取りも行いました。
バランスウェイトはフロント13.7g リア8.2gでした。
ROVALにしては当たりの部類です。

前後共アルミ製のバルブキャップ0.6g込みですので、無駄にバルブキャップを付けなければバランスウェイトをもう少し減らせます。

組み換えついでにコッソリ新型カーボンスポークがCL50のハブに使用可能か確認してみましたが、CL50のリアには不適合となりました。

恐らくCLXやDiscモデルも同様に不適合ではないかと思われます。

チタンスポークとは異なり、新型カーボンスポークはTヘッド加工が可能なだけに非常に残念ですが、機会があったら念の為コッソリ確認させて頂きます。

因みにCL50の純正スポーク(DTコンペティションレースTヘッド)は一般的なスポークの必要長よりも少し短かい上、ネジ山が切られている長さも9㎜と短いです。

DTの標準的なスポークはネジ山長10㎜だったハズなので、ROVALは少しでも軽量化する為にギリギリまでスポークを短くし、その分ニップルからネジ山がハミ出ない様にする為ネジ山長まで短くするという暴挙企業努力を行っている様です。

因みにSapimはネジ山長10㎜でこれが一般的ですが、Pillarなんかはネジ山長9㎜なので普通に算出したスポーク長で組もうとすると、スポークテンションを張りきれなくなる可能性がある為、計算値よりも1㎜短いスポークを使用するか、ネジ山長を10㎜に追加工するなどの対処をした方が確実です。

当店のスポークカッターは1ストロークでカット&10㎜のネジ山を転造するタイプなので、基本的にはネジ山長を9㎜にする事はできません。

スポークを1本1本手切りすれば9㎜にも対応できなくもないのですが、機能的に必要性が無い上に頗る面倒臭いので基本的には非対応とさせて頂きます。(暇でいて気分がノッている時にご相談されたら承ってしまうかもしれませんが)

そしてBORAの純正スポークはネジ山長13㎜あります。
こちらは上記のスポークカッターで切った後、転造ダイスのみのタイプの工具を使用しネジ山長を延長する事が可能です。

ネジ山長9mmのケースとは異なり、BORAの純正ニップルを使用する場合はネジ山長13mmは必須なので、非常に面倒臭いけれどこちらは気分に関係なく対応しています。