FUJI TRANSONIC ワイヤー交換

作業日報

こんばんは。

トランソニックの前後ブレーキインナーワイヤー、前後シフトインナーワイヤーを交換しました。


画像は作業後。

リアブレーキのキャリパー側のグロメットですが、ネジが錆びて固着していたり、アウターワイヤーエンドキャップがめり込んでグロメットに変形・割れが生じていました。

グロメットを車両から外すのも、グロメットからエンドキャップを外すのもかなり難儀しました。
今回ご用意頂いたインナーは黒いタイプのテフロンコーティングなのですが、アウターワイヤーは普通のステンレス用のままなので、交換後もブレーキタッチにザラつきが出ています。

フロントブレーキと前後シフトの方は普通に交換できました。

フロントディレイラーは全くと言っていい程変速していないそうで、交換前のシフトインナーワイヤーはほぼ摩耗していませんでした。

これはもうフロントシングルの方が良い様な気がします。

そして、変形・割れのあるグロメットの対策ですが、プランとしては
1. ヘッドチューブ側のアウターワイヤー受けの穴を拡張してフルアウター仕様にしてしまう
2. グロメットをエポキシ樹脂で補修する(硬化に時間が掛かるのでお預かり)
といった感じなのですが、次の日チームの練習がある為車両を預けるのはNG。
将来的にこちらのフレームを売却する場合フレームは無加工の方が良い。

で、後日お知り合いの方から健康なグロメットを譲って頂けるとの事なので、今回の所は簡易的にプラスチックの端材で溶接補修しておいて、替えのグロメットが手に入ったら交換するという事になりました。

簡易的な補修とは言っても、まぁまぁの強度はあるので普通にリアブレーキを掛ける程度は大丈夫だと思いますが、リアがロックする程効いているのに、更に強くレバーを握り込んだりするとグロメットの底が抜ける可能性があるので注意が必要です。